【鍼灸×緩和ケア】線維筋痛症の痛みと不調をやわらげるために

線維性筋痛症でお困りではないですか?

線維筋痛症は、全身の痛み・こわばり・疲労感・不眠などが続く病気です。
外傷や異常が見つかるわけではなく、「原因がわからない痛み」として悩まれている方も多くいらっしゃいます。

  •  体中の痛みが続く(特に圧力がかかると悪化)
  •  朝起きたときに体がこわばる
  •  慢性的な疲労感が抜けない
  •  眠りが浅く、スッキリ起きられない
  •  ストレスや気圧の変化で症状が悪化する

病院での治療は、薬物療法・リハビリ・心理療法が中心ですが、これに加えて鍼灸を取り入れることで、痛みや不調の軽減を目指すことができます。

線維筋痛症と鍼灸

線維筋痛症は痛みのコントロールが難しく、症状が変動しやすいため、一人ひとりに合ったケアが必要です。
鍼灸は、自律神経のバランスを整え、筋肉の緊張をゆるめることで、痛みや疲労感の軽減をサポートできます。

① 痛みの軽減
線維筋痛症の痛みは、脳や神経の過敏な反応が関係していると言われています。
鍼灸では、血流を促しながら神経の興奮を落ち着かせ、全身の痛みをやわらげることを目指します。
阿是穴(あぜけつ)(痛みのある部位をピンポイントで施術)
太衝(たいしょう)、期門(きもん)(筋肉の緊張を和らげる)

② こわばりや疲労感の緩和
朝のこわばりや、動くとすぐに疲れてしまう症状には、エネルギー循環を整えるツボを刺激します。
三陰交(さんいんこう)、足三里(あしさんり)(全身の巡りをサポート)
関元(かんげん)、百会(ひゃくえ)(気力を補い、疲労を回復)

③ 自律神経を整え、睡眠の質を向上
当院に来院される線維筋痛症の方は、不眠やストレスを感じやすい傾向があります。 鍼灸で副交感神経を優位にし、眠りの質を改善し、リラックスしやすい体へ導きます。
神門(しんもん)、けんろ(深い睡眠を促す)
内関(ないかん)、太谿(たいけい)(自律神経のバランスを調整)

病院の治療と鍼灸を併用するメリット

線維筋痛症は、病院での治療が基本ですが、薬だけでは改善が難しい症状もあります。
そこで、鍼灸を併用することで、痛みや不調のコントロールをサポートし、生活の質(QOL)の向上を目指せます。

✅ 薬の効果を補い、副作用を抑えながら体調を整える

✅ 筋肉や神経の緊張を緩め、痛みの感受性を和らげる

✅ 睡眠の質を改善し、疲れにくい体へ

線維筋痛症は「痛みとどう向き合うか」がとても大切です。 「痛みがあるから何もできない」ではなく、「痛みと共存しながら少しでも快適に過ごせる体づくり」を目指して、緩和ケアとして鍼灸を取り入れてみませんか?

このページの著者

著者:北村祥博

はり師、きゅう師、あん摩マッサージ指圧師、スポーツトレーナー

東京都武蔵野市 武蔵野きざし鍼灸・マッサージ院 院長

スポーツ選手のサポート、一般の方までの施術経験を活かし

鍼灸で自律神経失調症、慢性的な肩こり腰痛の施術を行う治療家

武蔵野きざし鍼灸・マッサージ院