緩和ケアを必要とする場面では、巡りが悪くなり症状を悪化させる場面が多々あります。
痛み:血流や神経伝達物質の停滞が痛みを増加させることがあります。
むくみや冷え:体液の循環が悪化し、冷えや、不快感や疲労感を引き起こします。
不安感や緊張:精神的なストレスが自律神経を乱し、巡りが悪くなり自律神経症状や内臓の不調が出ることもあります。
鍼灸ではどうやって巡りを改善しているの?
1. 血流と気の流れの促進 鍼灸は体の「気」や「血」の流れを整えることで、滞りを改善します。これにより、痛みや冷え、むくみが軽減されます。
2. 自律神経の調整 鍼刺激がオキシトシンなどのホルモンを増加させリラックス効果をもたらします。 それにより副交感神経を優位にし、自律神経の興奮を穏やかにします。 心身ともにリラックスした状態を作り出します。
3. 体内の自然な回復力を引き出す 鍼灸は、患者さん自身が持つ自己治癒力を引き出し、巡りを取り戻すサポートをします。
鍼灸では緩和ケアにどうな効果があるの?
〇痛みの軽減 がん性疼痛や慢性的な体の痛みに対し、自然な鎮痛効果を発揮します。
〇倦怠感や疲労感の緩和 体全体の巡りを整えることで、慢性的な疲労やだるさを軽くします。
〇冷えやむくみの改善 血流やリンパの流れを促進し、体を温かくし、むくみを軽減します。
〇不安感や緊張の緩和 リラックス効果で不安感を緩和します。
施術するツボの例
足三里、三陰交(倦怠感や疲労感の緩和)
関元、太谿(冷え、むくみ)
内関、百会(不安感や緊張の緩和)
鍼灸で巡りを取り戻す意味
このページの著者

著者:北村祥博
はり師、きゅう師、あん摩マッサージ指圧師、スポーツトレーナー
東京都武蔵野市 武蔵野きざし鍼灸・マッサージ院 院長
スポーツ選手のサポート、一般の方までの施術経験を活かし
鍼灸で自律神経失調症、慢性的な肩こり腰痛の施術を行う治療家
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武蔵野きざし鍼灸・マッサージ院でございます。